最上川中流小水力南舘発電所
(株式会社山形発電)

最上川中流小水力南舘発電所は、国営最上川中流農業水利事業で造成された施設の一部である馬見ヶ崎川導水路(延長約6.5km)の、取水口と調整池間の落差約110mから生ずる水圧の減圧と管理の簡素化及び、エネルギーの有効利用を目的に建設され、発電を行っています。
昭和57年5月、最上川中流土地改良区の出資により「山形電力株式会社」(昭和59年2月に「株式会社山形発電」と商号変更)を設立しました。
発電後の水は、国営最上川中流農業水利事業で施工した南館調整池(放流池)に放流され、中部幹線用水路を通って、かんがい期間は農業用水として、非かんがい期間は水路維持用水として使用しています。

昭和61年4月より稼動している発電施設が30年以上経過し、老朽化が進んだこともあり、国の施策である再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用するためESCO事業による発電設備の更新工事を行い、平成28年9月より工事に着手、平成29年3月末に更新工事が完成、翌4月より正式稼働を行っております。
運転開始から20年間、令和19年(2037年)3月までFIT・ESCOサービス契約に基づき運用されます。
FIT(Feed In Tariff)固定価格買取制度
再生可能エネルギーの普及推進のため、国が電力買取価格を高額に設定し、20年間はその価格を保証する制度です。
当発電所では、ESCO事業の対価として支払う費用は、事業前の売電単価と国が保証する売電単価との差額により生じる売り上げ増収分から捻出しています。
ESCO(Energy Sevice Company)事業
事業者は、更新の手続きや資金調達、発電設備の設計・施工・保守メンテナンスなどの事業運営を行うとともに、発電事業 者である株式会社山形発電に対して一定の発電量の保証も行うものです。

発電所内部

項 目
諸 元
発電所名
最上川中流小水力南舘発電所
発電所建設場所
山形県山形市飯沢62番地の1
水系及び河川名
最上川水系馬見ヶ崎川
使用水量
最大:2.000m³/s 常時 :0.763m³/s
総落差
107.81m(NWL=226.24m~WL=118.43m)
有効落差
最大使 用水量時:85.81m 常時使用水量時:100.56m
出力
最大:1,372kW 常時:606kW
年間発生電力量
650万kWh~455万kWh
取水設備
馬見ヶ崎川合口頭首工 堰高:1.55m 堰長:58.20m
水車
横軸単輪二射ペルトン水車
出力:1,440kW 回転速度:214min⁻¹
発電機
横軸三相交流同期発電機
出力:1,450kVA 回転速度:214min⁻¹
電圧:6,600V 電流:127A
周波数:50Hz 力率:95%

南館調整池






